ノートPCの蓋を閉じたときにサスペンドさせないようにする設定について解説します。
本手順はUbuntu Server 20.04で確認しています
実施する作業は以下の2点です。
- ノートPCの蓋を閉じてもサスペンドしないようにする
- 一定期間操作していないときにサスペンドしないようにする
目次
ノートPCの蓋を閉じてもサスペンドしないようにする
最初に行う設定は、ノートPCを閉じたときにサスペンドしないようにする設定です。
/etc/systemd/logind.conf
を編集します。
$ sudo vi /etc/systemd/logind.conf
/etc/systemd/logind.conf
の以下の行を探し、
#HandleLidSwitch=suspend
以下のように書き換えてください。
HandleLidSwitch=ignore
もし、該当行がない場合は追記してください。
書き替えたあとはsystemd
を再起動します。
$ sudo systemctl restart systemd-logind.service
一定期間操作していないときにサスペンドしないようにする
前述の設定だけでは不十分で、しばらくキーボードやマウスの操作をしていないときはサスペンドしてしまいます。
環境依存だと思いますが、インストールしたばかりのUbuntu Serverには/usr/share/gdm
が存在しませんでしたので、先にディレクトリを作成します。
$ sudo mkdir -p /usr/share/gdm/dconf
ディレクトリ作成後にファイルを作成します。
$ sudo vi /usr/share/gdm/dconf/90-local-settings
ファイルの内容は以下のようにしてください。
[org / gnome / settings-daemon / plugins / power]
sleep-inactive-ac-timeout = 0
sleep-inactive-battery-timeout = 0
ファイルがある場合は上記のように編集してください。
ファイルを保存後、Ubuntuを再起動してください。
$ sudo reboot