Visual Studio Codeでタグをまるごと選択する

Visual Studio Codeで開始タグから終了タグまでをまるごと選択したいことが多々あります。

これまでは一度対象のタグを閉じて範囲選択をしていたのですが、タグの範囲を見やすくする拡張機能と相性がよくなかったので困っていました。

Emmetショートカットを使う

Emmetショートカットを使用することで、追加の拡張機能なしで実現できます。

コマンドパレットからEmmet: Balance (outward)を見つけ、歯車ボタンを選択します。

任意のショートカットを設定します。

開始タグで設定したショートカットを使用すると、

このように範囲選択できます。

あまり使うことはないかもしれませんが、Emmet: Balance (inward)を使用することで、

選択しているタグの内側を選択することができます。

ChromebookにインストールしたVSCodeがちらつく場合の対処方法

ChromebookにインストールしたVisual Studio CodeのExplorerなどの表示がちらついたり、何も表示されないという事象に遭遇しました。すべてのChromebookで起きるとは限りませんが、私の使用している「ASUS Chromebook Detachable CM3」で発生したため、対処法を共有します。

対処方法

結論から書くと、「--disble-gpu」オプションをつけてVisual Studio Codeを起動すると解消します。

$ code --diable-gpu

もし、カレントディレクトリをcodeコマンドで開く場合は、

$ code . --disable-gpu

とします。

毎回オプションを付けるのが面倒な場合は、エイリアスを使って.bashrcなどに

alias code="code --disble-gpu"

と定義しておくと、毎回オプションを指定しなくて済みます。

何が原因なのか

明確な記述を見つけられませんでしたが、VSCodeとGPUとの相性で発生するようです。ただし、今回のケースではGPU非搭載のマシンでGPUアクセラレーションが有効になっているのが問題だと思われます。

本事象はChromebookでのみ起きる事象ではなく、VirtualBox上でも起きるようですので、リモートデスクトップ環境を含む仮想マシンや低スペックマシンで発生する可能性があります。

また、直接的な影響かわかりませんが、ターミナルの文字描画が遅れます。コピペでは特に問題ありませんが、キーボードで文字を入力していると最後の方の文字が表示されていないことがあります。こちらについては引き続き調査していきます。

Visual Studio Codeでキーボードショートカットが効かなくなった時に確認すること

Visual Studio Codeでいつも使えていたキーボードショートカットが使えなくなったり、新たにキーボードショートカットを使おうとして期待していた動きと違う場合に、どこを確認して、どう対処すればいいかを解説します。

どういったことが起きている可能性が高いのか

まず、キーボードショートカットが効かなかったり、期待した動きをしていない場合、どういったことが起きているかについて説明します。

このような事象が起きている原因には、大きく3つの可能性が考えられます。

  • コマンドに割り当てられていたキーボードショートカットが削除されている
  • キーボードショートカットが別のコマンドに割り当てられている
  • キーボードショートカットが他のキーボードショートカットの一部となっている

次に私が遭遇した具体的な事例をもとに手順を確認していきます。

キーボードショートカットの設定を確認する

まずはキーボードショートカットの設定を確認しましょう。

キーボードショートカットの設定を表示するには、Ctrl+K Ctrl+S(macOSはCommand+K Command+S)を入力します。

キーボードショートカットを確認する

やり方はいくつかありますが、まずはキーボードショートカットが設定されているのかを確認します。

上部にあるテキストボックスの右側にあるキーボードのマークをクリックすると、キーボードショートカットで検索することができるようになります。

テキストボックスでキーボードショートカットを入力すると、対象のキーボードショートカットが割り当てられているコマンドに絞り込まれます。

ここでは、行全体を選択するキーボードショートカットのCtrl+L(macOSではCommand+L)が効かなかったので、調べています。

見たところ、キーボードショートカットは自体は正しく設定されているようです。

キーボードショートカットを修正する

調べた結果を元に、具体的に修正を行なっていきます。

コマンドが見つからなかった場合

キーボードショートカットを入力しても期待していたコマンドがヒットしなかったときは、何らかの理由でキーボードショートカットが解除されたか、別のコマンドに割り当てられています。

その場合は、再度 キーボードショートカットを割り当ててください。

コマンドが見つかった場合

コマンドが見つかった場合、当該キーボードショートカットを一部に持つ別のコマンドが割り当てられてる可能性が高いです。

これを確認するために、キーボードショートカットを再度して、ステータスバーを確認してみてください。他のキーボードショートカットの一部になっている場合は以下のように2番目のキーを待つ表示が現れます。

該当のコマンドが何かもわかりませんし、2番目のキーがわからないとキーボードショートカットでも探せないため、地道ですが目視で探してください。

本例では拡張機能「Live Server」のキーボードショートカットの一部にCtrl+L(macOSの場合はCommand+L)が使われており、これによって本来実行したかった行全体を選択が使用できなくなっていました。

問題を解決するには他のショートカットキーに変更するかキーボードショートカットを削除してください。

対象のキーボードショートカットを右クリックし、変更したい場合は「キー バインドを変更する…」を選択、削除したい場合は「キー バインドを削除」を選択します。
今回は特に使っていないキーボードショートカットだったので、削除することにしました。

動作確認をする

修正が完了したら動作確認をしてみましょう。

問題なくキーボードショートカットが機能していれば問題解決です。

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